CGモデルって考えることが多い?blenderでのモデリング
おはようございます、こんにちわ、こんばんわ。
今回はblenderでトラックをモデリングしてみました。
今回参考にしたのはこちらの画像
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こういったイラストでも、想像力をフル活用すれば立体化することが可能です。
細かい手順は以前ご紹介しているので割愛し、まずは完成したモデルをどうぞ
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一部簡略化もしていますが、こんな感じで十分トラックと伝わるのではないでしょうか?
このままではさみしいのでマテリアル設定をしていきます。
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ここまでやったら背景も作りたくなりますよね。
背景はサーフェスで囲いを作って白く塗ることで撮影ブースの様にすることもできます。
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もしくは、環境テクスチャへ360°画像(HDRファイル)を読み込むことで、画像データを3D空間内に映し出すこともできます。
今回は夕暮れ時の公園を撮影した画像を読み込みました。
引きで撮るとこんな感じです。
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このままだと公園内にポツンと置いてある不自然なモデルなので、路面と街燈を作ります。
ちょっと背景があると分かりづらいので環境テクスチャは非表示にします。
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路面も画像を張り付けてそれっぽくし、縁石もレンガ調の画像を張り付け、歩道側は別のアスファルト画像を使っています。
街燈は海外にありそうな感じを勝手にイメージして作りました。
次に光源を配置していきます。
今回環境テクスチャを夕暮れ時の野外を使用しているので、街燈は点灯し、ヘッドライトも点いているだろうと想定して配置していきます。
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かなり雰囲気出てきましたね。最後は画角を決めていきます。環境テクスチャの背景も考えながら、どういった画角がいいか、カメラの配置を決めます。
決まったらレンダータブから「画像をレンダリング」を実行して出力します。
今回出力した画像がこちらになります。
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リアリティは無いですが、アニメーション風というか、あぁCGだなと分かる感じの画像に仕上がっていると思います。
光源の配置、タイヤやホイールなどの質感調整、路面の表現など、もっと詰めればリアリティは出ると思いますが、それをするにはマシンスペックが足りないので今はこれが精いっぱいです。
こんな感じでミニチュアじゃないですが、イメージ画像が作りやすい点はblenderのようなCGソフトの強みですね。
もちろん、CADで作ったものを読み込めば更に細かいディティールを表現できると思います。
うまく組み合わせて使うことで表現の幅や扱えるファイルの幅も広がります。
今まではCADエンジニアとCGエンジニアは完全に別モノという感じでしたが、これからはどちらも使える、使えなくても知識として持っている事が重要になっていくのかなと思います。
今回は画像多め、文章短めでしたがこのあたりで締めたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
by M.I
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岸 竜也 (きし たつや)
株式会社キシテック 代表取締役
3Dプリンターを使ったモノづくりを提案しています。
機械設計を生業としてきたため、設計力に自信があります。
様々な分野から、試作品等の依頼を受け、製品化のお手伝いを多数してきました。
手書きの絵から、3Dデータを起こして、3Dプリントすることも。
自身も設計のみならず、機械加工、機械板金加工、溶接などのモノづくりを経験してきた実績があり、いろいろモノづくりを相談出来ます。
現在は石川県工業試験場様や、ISICO(石川県産業創出支援機構)様、JAIST(北陸先端科学技術大学院大学)様、石川工業高等専門学校様などと、繋がり多方面での対応が可能です。