2D・イラスト⇒3D化⇒3Dプリントのお話①
おはようございます、こんにちは、こんばんは、担当Yです。
私がブログを更新するのは、約5ヶ月ぶり・・・
この期間、3Dデータや3Dプリントで面白く出来るものはないか、探し続けていました。
そして、やっと私の前に最高のイラストが現れました!!
それがこちら!!
忘れもしない6/22、「カニの日」と「ボウリングの日」が重なった日に
株式会社トムコ様のtwitter担当様がデザインした「ボウリングガニ」なるイラスト!!
何とも言えない顔の表情とカニっぽさが最高ですよね!
今回はこのボウリングとカニが合体した生き物(?)を
3D化そして3Dプリントしたいと思います。
STEP1.[2Dイラスト⇒3D化]
このボウリングガニをいきなり3Dプリントしたいと思っても、まだ2Dイラストしかありません。
3Dプリントするには、3Dデータが必要になります。
ですので、まずはイラストを3Dデータ化します
CADソフト(Fusion360)に元イラストを取り込みます。
取り込んだイラストを下絵にしつつ、3D化に必要な「スケッチ」を描いていきます。
ボウリングと名乗るくらいなので胴体部分は球、腕や脚部分は半楕円を回転させて作っていきます。
胴体や腕部分、脚部分が大まかにできました。
続いて、今回のデータ化で肝になる爪パーツを製作していきます。
左:爪の断面を単純に押し出したもの
右:爪の断面を使いつつ、他の部分のデザインを考慮したもの
右の方がよりデザインにマッチしているのではないでしょうか
あとは、腕や脚の角度を調整して、CAD機能の「ミラー」で左側にも腕や脚を追加すると・・・
2Dイラストの3Dデータ化ができました!!
ざっくりとですが、こういう流れでイラストの3Dデータ化を行っています。
次回は、このデータをよりイメージに近づける「レンダリング」作業について
ご紹介したいと思います。
レンダリング作業をすると
このように、3Dデータに色や質感を与えることが出来ます。
では、次回もよろしくお願いします。
担当Y
岸 竜也 (きし たつや)
株式会社キシテック 代表取締役
3Dプリンターを使ったモノづくりを提案しています。
機械設計を生業としてきたため、設計力に自信があります。
様々な分野から、試作品等の依頼を受け、製品化のお手伝いを多数してきました。
手書きの絵から、3Dデータを起こして、3Dプリントすることも。
自身も設計のみならず、機械加工、機械板金加工、溶接などのモノづくりを経験してきた実績があり、いろいろモノづくりを相談出来ます。
現在は石川県工業試験場様や、ISICO(石川県産業創出支援機構)様、JAIST(北陸先端科学技術大学院大学)様、石川工業高等専門学校様などと、繋がり多方面での対応が可能です。