壊れたなら同じものを作ってしまえの精神
こんにちわ
今回も3Dプリンタでの自動車パーツ製作のコーナーです(パフパフ~)
今回作るのはこちら
まぁ、これだけ見ても「なんじゃこれは」とブラウザバックされる方がほとんどと思います。ありがとうございました。
ってお帰りにならない様にお願いしますね?続けますよ?
今回作るのは、フロントサスペンションの調整ノブカバーです。
実験車両になってしまってるとのうわさもある、弊社Tさんのアルファ156GTAのパーツを作っていきます。
どうやらボンネット側の何かと干渉してしまったらしく、無残にも割れてしまい、調整ツマミがこんにちわの状態に…
別に問題ないと思われるかもしれませんが、走行中に巻き上げられたゴミが詰まってしまうとツマミが回らなくなったりするといった不具合の原因となりますので、ちゃんとカバーしてあげる必要があります。
まずは割れてしまったこの子を外して採寸、採寸データを基にモデル化、3Dプリンタで造形したものがこちら
そして実際に取付けた写真がこちら
これで元通りになりました。当たっていたものとの干渉が完全にクリアされているわけではなさそうなので、少し様子見になると思いますが、クリアランス確認してもう少し改良できそうならやってみるのもアリですね…。
ちょっとした樹脂パーツ系は、自分で採寸して出力しても十分使えることが、段々と分かってきました。
古い車の樹脂パーツ系で、作れそうなものを試してみるのもアリかもしれませんね…
最近は、メーカー側でも人気のあった古い車のパーツがレストア用として復刻したパターンもありましたね。
古くても、手入れをしてあげれば長く使える。愛着あるものを直して使いたいというのは、日本人の「もったいない」の精神かもしれませんね。
そうなると13年ルールにも触れたくなりますが、それは違うお話なので置いておきましょう。
車関連での3Dプリンタの活用例の紹介でした。
読んでいただき、ありがとうございます。
By M.I
岸 竜也 (きし たつや)
株式会社キシテック 代表取締役
3Dプリンターを使ったモノづくりを提案しています。
機械設計を生業としてきたため、設計力に自信があります。
様々な分野から、試作品等の依頼を受け、製品化のお手伝いを多数してきました。
手書きの絵から、3Dデータを起こして、3Dプリントすることも。
自身も設計のみならず、機械加工、機械板金加工、溶接などのモノづくりを経験してきた実績があり、いろいろモノづくりを相談出来ます。
現在は石川県工業試験場様や、ISICO(石川県産業創出支援機構)様、JAIST(北陸先端科学技術大学院大学)様、石川工業高等専門学校様などと、繋がり多方面での対応が可能です。