2D・イラスト⇒3D化⇒3Dプリントのお話⑤
おはようございます、こんにちは、こんばんは、担当Yです。
このシリーズも早いもので第五回目の更新です。
前回で3Dプリントの実施は完了しましたが、
ここからプリント品を仕上げてたいと思います。
では、作業を進めていきましょう。
STEP4.[3Dプリント品の仕上げ]
この状態からラフトとサポートを除去し、プリント品を本来の形にしていきます。
除去作業には、ニッパーやデザインナイフを使用します。
胴体や脚部分と同じ素材・同じ色なので注意し、丁寧に切り取っていきます。
切り取りが完了すると、プリント品本来の形状が見えてきました。
3Dプリンタを使用した造形物の製作は以上になります。
しかし、今回はヤスリがけや塗装も個人的に行いたいので
本筋からはソレてしまいますが作業を続けます。
STEP EX-1.[自分好みの追求(積層痕、凹凸の除去)]
サポートを除去した部分に凹凸が見えます。(サポート痕)
この凹凸をキレイにしたいので
「溶きパテ」を盛り付けて凹凸を埋めていきます。
※「溶きパテ」は溶かした粘土のようなものです。
パテが乾燥したら、ヤスリで盛った部分を整えます。(3時間程、乾燥させる)
こんな感じで凹凸部分を埋めることができました。
続いて、3Dプリント品特有の積層痕があるので
同様にヤスリで整えていきます。(1時間ほど)
すべての積層痕が完全に消えたわけではありませんが
目立つ箇所はしっかり処理できたので良しとします。
大分、イメージする完成形に近づいてきました。
ここまで長かったですが、次回の塗装でゴールとなります。
次回もお楽しみに
担当Y
岸 竜也 (きし たつや)
株式会社キシテック 代表取締役
3Dプリンターを使ったモノづくりを提案しています。
機械設計を生業としてきたため、設計力に自信があります。
様々な分野から、試作品等の依頼を受け、製品化のお手伝いを多数してきました。
手書きの絵から、3Dデータを起こして、3Dプリントすることも。
自身も設計のみならず、機械加工、機械板金加工、溶接などのモノづくりを経験してきた実績があり、いろいろモノづくりを相談出来ます。
現在は石川県工業試験場様や、ISICO(石川県産業創出支援機構)様、JAIST(北陸先端科学技術大学院大学)様、石川工業高等専門学校様などと、繋がり多方面での対応が可能です。