MatchingHUB Kanazawa2020
こんにちわ
11月も2週目に入り、朝晩の冷え込みだけでなく、日中も肌寒さが日に日に増しているのを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
さて、11月5日~6日にANAクラウンプラザホテル金沢にて開催していた「Matching HUB® Kanazawa2020」の今年も出展しました。
「Matching HUB® Kanazawa」は2015年から北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)主催で行われている「企業、公的機関、金融機関、大学(研究者、学生)」連携マッチングイベントです。
弊社は2017年からパネル展示に出展し、今年で4度目でした。
出展社数は昨年の半分程、来場も事前登録が必要となり、来場者はマスクとフェイスシールド着用、1時間ごとにブース展示品の消毒など、新型感染症対策を入念に行ったイベントとなりました。
改めまして、弊社ブースへお越し下さいました皆様、誠にありがとうございました。
昨年は見学へ行く程度でしたが、今年はブースのコンセプトから展示品、接客対応までY君と共に手掛けることが出来ました。
今回は「何を見せたいのか」、「何をアピールしたいのか」を重点的に考え、”3Dプリンタってこんなことができるんだよ!“、”3Dデータが無くても大丈夫!“という2点を押し出したブースにしようということで、展示品を厳選してブース設営しました。
「3Dフィギュアサービス」、「FDM方式」、「光造形方式」、「3Dプリンタから最終製品へ」というジャンル分けを行い、それぞれで関連するサンプルを展示することで、ブースに来てくれた方が見やすくなるように工夫しました。
今回はUltimaker S5を持ち込み、マス空間や可動模型の造形を展示会中に行って”3Dプリンタってこんなものだよ“をアピールしてみました。
「FDM方式」では建造物のミニチュア(エッフェル塔)や可動模型(タコの模型)、マス空間(デコVerとチャームVer)
「光造形方式」では美少女フィギュアや精細模型(V6エンジンブロック、サスペンション)、ネジとタップ穴のを出力した模型
「3Dプリンタから最終製品へ」では金属3Dプリンタでの出力品、シリコン型での量産サンプル、試作対応を行った『PMT様のリング式パームブレーキ』を展示しました。
「3Dプリンタが動いているところを初めて見ました」と答えて、造形の様子を興味深く観察される方や、造形サンプルを手に取って説明を求める方が多くいらっしゃり、まだまだ3Dプリンタの浸透率が低いことを痛感しました。3Dプリンタのメリットや弊社でのサービス概要、3Dプリンタで出来る可能性の提示などなど、お越しくださった方々へ精一杯説明しながら交流することができました。
初めてブース対応を行って感じたのは、少ない機会を最大限生かせるようにしなければならないと思いました。こういった展示会へ出展するには、やはり資本力が必要です。弊社はそんな資本力がありませんので、数少ない出展機会は貴重な場です。その機会にどれだけ「キシテック」を知ってもらえるかは対応する人間に掛かっているということをしっかり考え、ブースの展示方法や説明の仕方を組み立てなければいけないと思いました。
変化の激しい社会情勢に柔軟に対応しながら、弊社だからできる事を考え、PRしていく。
文字で書くと簡潔ですが、実際にそれを行うには「対応力」、「推進力」、「タイミングを見極める力」など、様々なスキルが必要と感じました。社会を見渡せばたくさんの先輩方がいますから、そこからたくさん吸収して成長していきたいと思います。
難しく書いていますが、自分のできることをたくさん見つけて、自分の幅を広げていけたらいいなと感じた展示会でした。
それでは、本日も読んで下さりありがとうございました。
By M.I.
岸 竜也 (きし たつや)
株式会社キシテック 代表取締役
3Dプリンターを使ったモノづくりを提案しています。
機械設計を生業としてきたため、設計力に自信があります。
様々な分野から、試作品等の依頼を受け、製品化のお手伝いを多数してきました。
手書きの絵から、3Dデータを起こして、3Dプリントすることも。
自身も設計のみならず、機械加工、機械板金加工、溶接などのモノづくりを経験してきた実績があり、いろいろモノづくりを相談出来ます。
現在は石川県工業試験場様や、ISICO(石川県産業創出支援機構)様、JAIST(北陸先端科学技術大学院大学)様、石川工業高等専門学校様などと、繋がり多方面での対応が可能です。