【方式別紹介】レジン液がキモ!光造形3Dプリンタのお話

おはようございます、こんにちわ、こんばんわ

【方式別紹介】第2弾です。
前回は5つの方式を簡単にご紹介しました。

各方式の機種紹介で方式の内容もさらっと出てくると思いますので
前回を読んでない方もわかるように書いていきたいと思います。
(できれば読んでくれると嬉しいです)

それでは、まずは光造形方式の機種からご紹介します。

光造形3Dプリンタ

Formlabs社製 Form3L(左)とForm3(右)

液体状の光硬化性樹脂を造形材料に使用し、
1層ずつ硬化させ積層してく3Dプリンタです。

武藤工業社製 ML-200の出力品

光造形3Dプリンタの中でも、SLADLPの2種類に分かれます。

SLAはステレオリソグラフィーの略称で
UV光をレーザービーム状に照射して1層づつ固める方式。

DLPはデジタルライトプロセッシングの略称で
UV光をプロジェクターの様に1層分を広角で照射して固める方式です。

SLAは線で描くイメージ、DLPは面で描くイメージを持ってもらえれば
ざっくりはOKと思います。

SLAは細かく小さい複雑なパーツをたくさん一度に造形する場合や
一定以上の大きさのパーツを高解像度で造形に向いており、
DLPはとても複雑な小さいパーツをひとつだけ造形する場合や
大きいパーツを早く造形ことに向いています。

光造形プリンタのメリットは
 ・微細で高精細な造形が可能
 ・表面が滑らかな造形が出来る

光造形3Dプリンタは積層跡が目立ちにくく、
滑らかな質感を表現でき、複雑で精密な形も
出力することができるのが出来るので、
3D-CG系モデルの出力にも向いていると思います。

羽の細かい筋も再現できているのが
お分かり頂けると思います。

逆にデメリットは
 ・太陽光で硬化が進む為、劣化し割れやすい
 ・洗浄などの後処理に手間がかかる

この後処理というのは、材料の液状のUV硬化性樹脂を使用する為、
造形直後の出力品表面には未硬化の材料が付着しています。
その為、余分な材料を取り除くため、アルコール系の溶剤に浸す等の
処理が必要となります。さらに、長時間つけすぎると
硬化している造形物も溶けてしまう可能性があり、注意が必要です。

出来た直後の造形品はツリーサポートと呼ばれる
造形時の補助パーツが付いた状態のため、
それらを除去する必要がある。

現在、この光造形3Dプリンタは家庭用として
安価に購入できる3Dプリンタの1つとなっています。
(Amazonで2万円程で買えるモデルもあります)

10万円以下の機械でも、人型フィギュアの髪の毛の質感や
衣類の細かい装飾といったところまで造形出来るものが
あるそうなので、プラモデルの追加パーツの作成や
自作フィギュアの作成など個人でもできることの範囲が
広がるのが良いですね。

既に【担当Yの趣味活】でご存じの方も
いらっしゃるかもしれませんが、
一緒にツイッターを担当しているY君自信も
個人で光造形3Dプリンタを購入しています。

今後、【担当Yの趣味活】の記事も
増えていくと思いますので、お楽しみに!

次は粉末法を採用している3Dプリンタについてご紹介する記事でお会いしましょう。

ご愛読、誠にありがとうございました。

By M.I

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