作れることがわかると楽しいよね
おはようございます、こんにちわ、こんばんわ
お久しぶりです、私です。
最近はY君のブログばかりが更新されているので、
ブログの担当が変わったと思われているかもしれませんね。
安心してください。 私もいますよ(ぇ
さて、Y君のブログでもイラストから3Dデータを作って実際にプリントする流れをご紹介していますが、
私の方でも同じようにイラストから3Dデータを作る流れの一例をご紹介したいと思います。
事の発端はとある企業公式さん(ほだか村のHIME-LIA @oh_himelia )のこんな投稿でした。
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/ほだか村さんツイート01.jpg)
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/ほだか村さんツイート02.jpg)
内容は七夕の日にクッキーの抜型を使って食パンで星を抜いて
クルトンの様にした可愛いサラダのご紹介でした。
それを見た他の企業公式さんが「マネしよう」と返信したところからこのお話は始まります。
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/ほだか村さんツイート03.jpg)
真似しようと言っていた企業公式さん(株式会社エフ・コード @fcode_Japan)に
アルファベットの型抜きをオススメしていたので、せっかくならと
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/ほだか村さんツイート04.jpg)
専用品も作れますよ?なんて軽い気持ちでご案内したら予想以上の食いつきで反応が返ってきました。
そしたらアイコンの使用OKをいただいたので、さっそくデータ作成を開始!
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/HIME-LIA_logo3-300x220.jpg)
まずはCAD上へアイコン画像を挿入。
大まかなサイズ感を決めて、外形線をなぞっていきます。
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/HIME-LIA_logo06-300x213.jpg)
そして、なぞった外形線をオフセットするようにして
型抜きの為のラインになるようにスケッチを仕上げていきます。
さらに、持ち手用の部分もスケッチを追加していきます。
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/HIME-LIA_logo4-300x212.jpg)
スケッチが完了したらソリッドボディを押し出していきます。
今回の場合、一部が周りとつながっていないところが出来るので、
その部分は持ち手側に床を貼るようにボディを作ってつなげます。
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/HIME-LIA_logo2-300x246.jpg)
今回作った抜型は、抜く前の生地の厚みは5mmを想定し、
文字を2mmぐらいの溝で転写するイメージで作っています。
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/HIME-LIA_logo-300x214.jpg)
斜めから見るとこんな感じです。
これで完成!…ではありません。
このまま押し付けて型抜きするとどうなるでしょうか?
察しの良い方はすぐ気が付いたと思いますが、このままでは文字が反転してしまいますね?
なので、モデルを反転させて、抜いたものがちゃんと読めるようにします。
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/HIME-LIA_logo07-300x239.jpg)
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/HIME-LIA_logo02-300x198.jpg)
はい、これでデータは完成です。
今回、実際に出力は行っていないので現物の写真はありません。
今回のデータのサイズは54mm×45mm×10mm
コチラのデータをモデリングするのにかかった時間は2時間程です。
モデリング費用としては1万円ぐらいでデータ作成が出来ます。
3Dプリンタで出力すると¥1300/1個ぐらいになります。
同じ要領でオリジナルコースターも製作が出来ます。
ロゴマークやイニシャルなどのオリジナルデザインでコースターやクッキー型など、
自分だけの1点モノがデータ製作費込で1万円前後で造れちゃいます!
ちょっと前に話題になった「ぴえん」の絵文字
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/PIEN_face-300x300.jpg)
こちらもこんな感じで1枚出力して
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/E22zibzVgAAoCRR-300x251.jpg)
さらに、こんなのも出力して
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/E22zjAWVUAMkRi0-1-300x270.jpg)
これらを重ねるとこうなります。
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/07/E22zjsZVgAEMtHZ-1-300x279.jpg)
こんなコースターも面白いんじゃないでしょうか?
違う色のフィラメントを上手く組み合わせれば、こんなこともできちゃいます。
通常、3Dプリントサービスを行っているところは作りたいデータは自分で準備する必要があります。
『自分で準備すると言われても…、自分で3Dデータを作るのはハードルが高い!』
という方の方が多いと思います。
弊社ではデータ作成から対応致しますので、データを準備するのは難しいと思っている方も安心。
また、3Dデータさえあれば、他社のプリントサービスを利用したり、
レーザーカッターで製作するなど、小ロット製作の際にも役立ちます。
クラブ創設●周年記念や結婚式のお祝い、会社のノベルティなど、オリジナルアイテムの製作も可能です。
3Dプリンタだけにこだわらず、レーザーカッターでの加工、削り出しでの製作など、
モノづくりのワンストップアドバイザーとして、弊社をお使いください!
こういったモノが作れるってわかると『こんなので出来るかな?』や
『これ作ってみたい!』といったアイデアが湧いてくる方もいらっしゃると思います。
まずは、お気軽にご相談下さい。
アナタの『造りたい』を応援します。
by M.I
![](https://kictec3d.com/wp-content/uploads/2021/10/190305_金沢市MS02.jpg)
岸 竜也 (きし たつや)
株式会社キシテック 代表取締役
3Dプリンターを使ったモノづくりを提案しています。
機械設計を生業としてきたため、設計力に自信があります。
様々な分野から、試作品等の依頼を受け、製品化のお手伝いを多数してきました。
手書きの絵から、3Dデータを起こして、3Dプリントすることも。
自身も設計のみならず、機械加工、機械板金加工、溶接などのモノづくりを経験してきた実績があり、いろいろモノづくりを相談出来ます。
現在は石川県工業試験場様や、ISICO(石川県産業創出支援機構)様、JAIST(北陸先端科学技術大学院大学)様、石川工業高等専門学校様などと、繋がり多方面での対応が可能です。